引っ越しの時、貴重品はどうしたらよい?
引っ越し作業はすべて業者にお任せという楽々プランはよくありますが、貴重品だけは運んでもらうことはできません。貴重品は、荷造りも運ぶことも、必ず自分たちでしなければならないことになっています。
引っ越し業者は貴重品を運ぶのはNG
これは、「標準引越運送約款第4条」によって定められていることで、業者は貴重品を運んではいけないことになっています。
もしも荷物の中に紛れ込んでいたとして、それが後で見つからないということになっても、一切補償はしてもらえません。
警察に被害届を出したとしても、ほとんど泣き寝入りするしかないのが現状です。
引っ越し作業は本当に大変ですが、貴重品だけはしっかりと自分たちで管理するようにしましょう。
貴重品とは、現金をはじめとして預金通帳や印鑑、キャッシュカード、クレジットカード、小切手や株などの有価証券、パスポート、宝石や貴金属類、値の張る芸術品といったものが含まれます。
これらは、自分で一まとめにして当日移動するヒップバッグやショルダーバッグなどの中に入れて運びましょう。
気を付けたいのがタンス預金
貴重品で気を付けたいのが、へそくりなどです。タンスの奥にこっそりしまい込んで忘れている現金はないでしょうか。
タンスは、引っ越し業者によっては中身を出さずにそのまま運んでいれるところもよくあります。うっかりそのまま運んでもらって、万が一なくなっていたとしても、何も補償はありません。
家の中に現金をしまい込んでいないか、今一度じっくり確認してみましょう。タンス以外にも、仏壇などに現金をしまい込んでいるという話しをよく聞きます。
大型の芸術品はどう運ぶ?
現金や通帳であればバッグに入りますが、大型の芸術品ともなるとそう簡単には運べませんよね。絵画や骨とう品などがこれに当たり、つい高価なことを忘れて他のものと一緒にしてしまうことも多いので気を付けたいものです。
また、株券も大量にあったのでは自分で運びきれないということもあるでしょう。
このような時には、引っ越し業者ではなく専門の輸送業者に依頼するようにします。または、大量の株券であれば銀行の貸金庫に一時的に預けておくのも良い方法です。ただでさえ忙しい引っ越し作業なので、バタバタしている間に紛失してしまわないよう念には念を入れておくのがおすすめです。
また、引っ越し先では、ガス会社や電気業者、エアコンの取り付け業者など、不特定多数の人が出入りするので、貴重品の管理には十分に注意しましょう。
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